HOME >家づくりをする若きあなたに
 
家づくりをする若きあなたに  2013.5.2

ネダレス工法を湿気から見てみると

ネダレス工法を湿気という目で一度真剣に見つめてみてください。 

ネダレス工法は素晴らしいと思っていませんか。工期短縮、コスト削減、強度のUP、安全確保、材料置き場の確保などいいことだらけだと。 

でもこのメリットはつくり手の都合だけ。住む人と建物にとっては悪いことだらけでは? 

カビや腐朽菌の温床になる危険性が高い。

ネダレス工法は、内壁空洞の空気の流れを確実に止めてしまいます。 

在来工法の良さは、根太があることによって少しの工夫で、建物内のすべての壁空洞に空気が流れることです。これにより床下空間と一二階のふところ空間そして小屋空間がすべての内壁空洞を介してつながり空気が流れることです。この空気の流れる空洞を躯体内空間と言いましょう。 

この空気の流れる空洞、躯体内空間をベースに外張り断熱をし、自然エネルギーを取り組む工夫を施せば、建物内の温度を均一に夏は涼しく冬暖かい家しかも建物全体の湿度をコントロールできる健康で快適な家づくりが可能になります。 

一方ネダレス工法は床下空間や一二階のふところ空間そして小屋空間さらにすべての内壁空洞が分断された形になり、空気の流れはなくなるか極めて悪くなります。 

空気の流れがない、封じ込められた空間は皆さんが思われている以上に、あるいは想像がつかないほど劣悪な環境になってしまいます。

湿気の害です。 

外壁に通気層があるから大丈夫。室内側に防湿シートをしているから大丈夫、無垢の木や自然素材を使っているから大丈夫。そんな声が聞こえてきますね。
でも大丈夫なんてとても言えないことなのです。 

外壁の通気層は外側だけの問題で、建物内側の空気の流れとは関係がありません。 

室内側に防湿シート、こんな危険なものはないと思いませんか。入れないという事は出さないという事。建築中に入った湿気や、万が一の雨漏れや漏水で侵入した水分はこもったままです。

外側の通気層に水蒸気を逃がすとカタログ的には言っていますが、雨に濡れた布団の綿はそんなに簡単に乾燥しません。いくら外側通気層に向かっての透湿性があると言っても心配ではありませんか。 

しかも間仕切りの壁の中は無風状態、こもった空間になってしまい、不安は増す一方です。 

土台や柱、梁など国産無垢の木を使っていても、木に関わらず自然素材の湿気を呼吸する効果は、風通しや太陽の恵みのある環境においてこそ発揮されるもので、封じ込められた空間に置かれてしまえば効果は長続きするわけもなく、湿気の多さによっては短期間でカビが生じたり腐朽菌に侵されたりしてしまいます。 

ネダレス工法を湿気という目で一度真剣に見つめてみてください。 

また様々な工法が出現していますが、ネダレス工法を採る限り、建物の中の通気、換気は相当に阻害されています。 

ネダレス工法そして壁に構造用合板の建築現場に遭遇すると、まるで2×4の現場かと錯覚してしまいます。

2×4のつくり方は、ご存知のように1階床から1階壁、次に2階床そして2階壁、さいごに屋根と下からつくりあげていきます。それなりの合理性はありますが、雨の多い日本では運が悪ければ、濡れっぱなしになってしまう工法です。2×4にはいろいろな論議がありますが、この一点だけでも日本には不向きな工法です。 

ネダレス工法はわざわざ在来軸組工法を2×4に似せて、雨に弱くしていると皮肉も言いたくなる要素を持っています。 

建築に携わる若い皆さん、真剣に自分の頭でネダレス工法の是非を考えてください。そのままで大丈夫ですか?




    下記は項目ごとの目次です。

目次 家をつくる 目次 健康リフォーム 空気の流れる家 パッシブエアサイクルPACの原理
PAC住宅 プチ動画シリーズ 健康住宅 健康な家づくり エアサイクル パッシブソーラー PAC 自然素材 シックハウス
広がり空間 間取り 都市型住宅 空気の家
トップページに戻る 目次 家づくりに思う 二世帯住宅を考える
入居者の声 安全で健康被害のないホウ酸によるシロアリ防除
目次 写真で見る家づくり 家づくりをする若きあなたに PAC新デザイン賃貸
 ホリスティックな健康住宅
   
 資料請求    エアサイクルハウジング会社HP  

電子書籍プレゼント  資料請求にてお申し込みください。
book やっと出会えた本物の家 book 夫婦の生活実感でつくる家 本質を暮らす贅沢な家 book プラス思考の健康住宅づくり
田中慶明by 田中慶明 Yoshiaki Tanaka tanaka@pppac.com PACの研究論文一覧