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パッシブソーラー・衣替えできる家・ 材料・素材について 

PAC住宅は、パッシブソーラーハウスなのですか。

PAC住宅のパッシブソーラーとしての基本的仕組みを簡単に教えてください

PAC住宅は、衣替えのできる家と言っていますが、どういう意味なのですか。

集熱はどこでするのですか。

分配はどこでするのですか。

蓄熱はどこでするのですか。

放熱はどこでするのですか


どのように、衣替えするのですか。

PAC住宅の基本的な材料・素材にたいする取組姿勢を教えてください。

他の会社で、法律をクリアしているのに入居後具合が悪くなったという事例を見聞しましたが、PAC住宅の健康性に対する安全性のレベルは。

合板は一切使っていないのですか。

断熱材について。

構造材について。

板材について。

塗り壁は安全でないものが多いと聞きましたが、PAC住宅の漆喰はどうなのでしょうか。

畳も農薬が怖いと思うのですが。

見えなくなってしまう下地材はどんなものを使用していますか。

家具の材料や接着剤、塗料などは安全ですか。

シロアリ対策は、薬剤など使用していないと聞きましたが。

防腐材なども使用していませんね

PAC工法そのものが安全対策になっていると聞きましたが、どういうことですか。





PAC住宅は、パッシブソーラーハウスなのですか。

日本で最初に実用化され実際に多数建築されているパッシブソーラーハウスです。
1977年に誕生、普及方法の変遷(1997年まではグループ本部、以降は建主と直接の関係で建築)はありますが、6000棟以上の建築実績に裏打ちされたパッシブソーラーです。


PAC住宅のパッシブソーラーとしての基本的仕組みを簡単に教えてください。

パッシブソーラーの基本は建築的手法で行う、すなわち、設計、工法、材料などの工夫で、太陽熱や夏の夜間冷気を利用する方法で機械設備は用いません。また、「集熱-分配-蓄熱-放熱」という熱サイクルになります。PAC住宅は、そのすべてをファンなども使用しないで建築的手法のみで行っている本格的パッシブソーラーです。


PAC住宅は、衣替えのできる家と言っていますが、どういう意味なのですか。

「集熱-分配-蓄熱-放熱」の熱サイクルを、冬と夏で切り替えることです。
冬は昼間の太陽熱、夏は夜間の外冷気を対象に、空気の流れを変化させ季節に応じた自然エネルギー利用を図っています。


集熱はどこでするのですか。

屋根面と壁面に設けられた集熱通気層です。それら集熱通気層から太陽熱で暖められた空気を躯体内空間へ採り入れます。
同時に、窓からの太陽熱も部屋を介して天井面から小屋空間へそして内壁空洞から躯体内空間に採り入れます。


分配はどこでするのですか。

躯体内空間です。内壁空洞と間仕切壁空洞は、縦につらなる細長い空洞ですから、必ず、温度差で空気は上昇するか下降するかの流れを生じています。
暖かければ暖かいほど浮力が生じ、冷たければ冷たいほど重力が生じて、空気の流れは促進されます。センサーやファン等の機械は必要としていません。


蓄熱はどこでするのですか。

蓄熱は熱容量の大きい材料、すなわち重い材料に多くされます。
木造住宅での蓄熱は、主に基礎と土間のコンクリート、そして床・壁・天井下地の調湿機能のある石膏ボードにされます。


放熱はどこでするのですか。

放熱は、躯体内空間の空気循環など空気の流れから熱を受けた床面・壁面・天井から室内へされます。


どのように、衣替えするのですか。

躯体内空間の空気の流れを夏と冬で切り替えます。そのために、躯体内空間と外気を連通する換気口である、PACスーパー越屋根換気口とPAC床下換気口を夏は開け、冬は閉じることで衣替えをします。


PAC住宅の基本的な材料・素材にたいする取組姿勢を教えてください。


安全・健康・エコロジーが大原則です。
例えば、構造材は国産の無垢材、板材も無垢材で桧・杉・栗そしてナラ・ウォールナットなど、漆喰は海草のりを使う混ざり物のない材料。塗料、接着剤も安全なものです。


他の会社で、法律をクリアしているのに入居後具合が悪くなったという事例を見聞しましたが、PAC住宅の健康性に対する安全性のレベルは。

2003年建築基準法が改正されホルムアルデヒドの発散制限、防蟻処理剤クロルピリホス使用禁止そして室内機械換気の義務付けなどが行われました。
これは健康住宅への一歩前進のようにも見られますが、その陰で深刻な問題を招きました。それはホルムアルデヒド以外の化学物質を使用しているにもかかわらず、健康住宅と表現していることです。
最近の化学は、使用される化学物質の臭いを消して一見安全な顔を装う、これが消費者の油断を招き、法規制に則って建てられた建物で、過敏症などが引き起こされている現実が多くあります。
PAC住宅では1994年以来、人口の化学物質を極力、家づくりから排除する努力を続け、その結果、ケミカル処理されていない自然素材や無垢材や、本物の漆喰などをベースにしています。


合板は一切使っていないのですか。

屋根の野地板、そして必要に応じた耐震設計のための構造用合板(F☆☆☆☆)を使います。これらに含まれる微量な化学物質はPAC住宅の空気の流れによって、建築中にほとんど抜けてしまいます。


断熱材について。

硬質発泡ウレタンボードを使用しています。その理由は、外張り断熱で気密性をきちっと確保するための施工性や強度、断熱性能の劣化が少ないといった現実問題からです。自然素材の断熱材をいろいろと研究や試行錯誤を繰り返していますが、今のところ、自然素材の断熱材ではPAC工法は成りたたせるのは困難です。


構造材について。

国産のヒノキ、杉の乾燥材をプレカットしています。PACのきめの細かい設計と空気の流れる工法にきちっと対応でき、しかも質の高い木材を、こだわりを持って調達している中規模のプレカット会社と出会い、今ではその会社と提携して、PACの特徴を生かした木造軸組構造を関東にかかわらず広く提供しています。


板材について。

サワラ・杉・桧・栗などは埼玉県飯能市で原木から乾燥製材・加工と一貫製造している板屋さんから、タモ・ナラ・ウォールナットなどは神奈川県海老名市で原木から乾燥製材・加工と一貫製造している家具屋さんからもお世話いただいています。もちろん、ケミカル処理は一切されていない良質な無垢材です。


塗り壁は安全でないものが多いと聞きましたが、PAC住宅の漆喰はどうなのでしょうか。

一般的塗り壁はケミカルのかたまりです。市販されている珪藻土や漆喰のほとんどは、バインダー(固めるための糊)にケミカル・化学糊が使われています。そのため、漆喰本来の特徴である調湿機能や調臭性能などは激減していますし、糊の化学成分で静電気も発生し汚れやすくなっています。
PAC住宅では昔ながら海草のりを現場で炊いてつなぎの糊にするといった本格的な方法の漆喰ですから、漆喰本来の高い性能を発揮しています。当然、静電気も帯びませんから、台所や吹き抜けの天井に使用しても10年経過してもきれいなままです。


畳も農薬が怖いと思うのですが。

畳床、畳表、へり、糸など生産者の顔の見える(無農薬栽培など)相手と真剣に付き合っている畳屋さんにお世話いただいています。


見えなくなってしまう下地材はどんなものを使用していますか。

床下地は無垢の杉板(ケミカル処理なし)+調湿機能のある石膏ボード、壁と天井下地は調湿機能のある石膏ボードです。ちなみに石膏ボードは石膏と紙だけでできている健康な材料です。


家具の材料や接着剤、塗料などは安全ですか。

神奈川県海老名市で原木から乾燥製材・加工と一貫製造している家具屋さんの無垢材で正体の分かっている安全なものですし、加工技術も本格的です。塗料も安全な亜麻仁油系の自然なものでオイルフィニッシュが標準です。安全・健康そしてメンテナンスがとても楽です。大工と建具屋による造作家具も同様の基準でしています。


ロアリ対策は、薬剤など使用していないと聞きましたが。

薬剤による防蟻防腐処理は一切していません。良質な木材を流れる空気にふれさせるという建築的手法で対処してきました。最近は、乾燥材を好むアメリカカンザイシロアリが日本に持ち込まれるようになってきましたので、ホウ酸塩の微粉末を躯体内空間に吹き込み、軸組を構成する木材に付着させるPAC工法ならばの方法をとっています。


防腐材なども使用していませんね。

生物に危険そして環境に悪い薬剤を浸み込ませた注入土台などは一切使用していません。すべて、何も処理しない無垢のままです。


PAC工法そのものが安全対策になっていると聞きましたが、どういうことですか。


PAC工法と空気が常時流れる構造による建築的手法は、それ自体が安全対策です。
例えば、夏であれば躯体内空間に外気が流れ、万が一、木材や建材に混入されたVOCがあったとしてもいち早く気化させ外へ放出します。
また、冬も外気が0℃程度であれば常時10~15℃程度の空気が躯体内空間に流れ湿度調整をしています。
1年を通じて躯体内空間を流れる空気は、微生物の発生を抑制し、小動物を寄せ付けません。
何よりも、安全でない製品は使用していませんし、構造合板や屋根の野地板など一部に使われている建材の微量な化学物質も建築中の空気の流れや熱で放出されてしまいます


 
田中慶明by 田中慶明 Yoshiaki Tanaka tanaka@pppac.com