小さな工務店は本物と真心を売る
本物と真心を売る。
個人や小さな会社にとってこれに勝るものはないだろう。
これは住宅に限ったことではない。食べ物でも、家具でも、モノづくりの世界においては共通したこと。 量産化では、なかなか本物はできない。それは真心がなければできない。 手づくりは一つひとつ違うものをつくることができる、しかし本物は強い思いと修練を積まなければやはりできない。
量産化では添加物や化学物質が必要となるが、手づくりでは無添加で化学物質なしでも可能だ。しかし、やはり大いなる思いと見極める目を養わなければならない。 量産化では合成した素材や人工の材料が必要となるが、手づくりでは自然の素材や無垢の材料を使う事ができる、しかし、使いこなすには気持ちと腕前が必要だ。
そうした事を考えると、小さな工務店は住宅や家づくりにおいて、量産化された大手メーカー住宅を真似することは愚の骨頂であるだ。
大手メーカー住宅は、設計もデザインもそして建材や部品そして設備もさらに施工技術も量産化を前提に開発生産されているものなのだから、小さな工務店で真似できるはずもない。
にもかかわらず、小さな工務店のほとんどは量産化された建材や設備で家づくりをしている。それらは大手住宅メーカーを意識してつくられたものなので、小さな工務店が多用すると、相手の土俵に無理やり乗せられて勝負するようなものだから、勝ち目はない。
そうした勝ち目のない勝負をして、注文住宅を取ろうとしているものだから、1年に1棟も注文住宅がなくなってしまっている工務店が、続出しているのは当然のことだ。
またあまりにも既製品ばかりを使っていると、売り物にしなければいけない腕も生かせずやがて鈍ってしまう、まさに踏んだり蹴ったりである。
立ち止まって考えてみてください。
小さな工務店が年に1棟でも2棟でもコンスタントに注文住宅をいただくためには、何が必要なのかを。
それは量産品とは全く異なる住宅で、しかも建て主から見て魅力的な家を提供できるかということだ。大手の量産化された住宅では不可能な家づくりだ。当然、腕と真心が必要となる。
それらを売りにしないで小さな工務店が生き残る余地はない。下請けと便利屋的リフォームしか残された道はないであろう。
一般社団法人流れる空気の住まい協会は、こうしたことを踏まえて小さな工務店と生きていこうとの思いで2013年6月27日に設立された。
その母体は1977年に生まれた流れる空気の家PAC住宅を推進しているエアサイクルハウジング株式会社である。
PAC住宅をベースに営業や設計などの支援をしていこうと思っている。
腕と真心には自信のある皆様の参加を期待している。志を共にする仲間として生きていこうではないか。
一般社団法人 流れる空気の住まい協会 代表理事 田中慶明
ごあいさつ 一般社団法人流れる空気の住まい協会は小さな工務店とともに歩んでいく会です。
ご 案 内 小さな工務店と歩む会
小さな工務店とだからこそできる顧客づくり
小さな工務店は本物と真心を売るしかない
大きいことはいい事ではない 小さいことに誇りを持て
小さな工務店ができる本物の家とは何か
あなたの心に必ずある、きれいなものを育てていく
今の建物は対処療法的、つぎはぎだらけに積み上げられてきた行き当たりばったりの家。
「流れる空気の住まい」はホリスティックな家
病気でないが健康ではない
ホリスティックな健康は最高の健康を目的とする 住まいも同じ、最高の健康住宅をめざしたい
生きている家に、活き活きと暮らす
生きている材料を使う。そして、生きている材料を殺さない。
建物の呼吸を確保して、生きている家をつくる
ホリスティックな家づくりは仲間づくりから
流れる空気に包まれている住まいは究極のありがたさ
人は自分のためだけには生きられない 家づくりも同じ
仲間で伸びていく それがホリスティックな関係
自立と尊厳 それがホリスティックな仲間
最初の一歩と続ける勇気
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