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羊水のような心地よさは居住空間の間接的コントロールがいい

水のような心地よさは居住空間の間接的コントロールがいい

 羊水のような暮らしの空間づくり。そんな夢に一歩でも近づけたい。

そのためには、まず肌触り、床や壁そして天井など直接触れるところや、
あるいは間近かいある部位は肌触りのいい自然の材料を使いたい。

その材料は直接触れるだけではなく、私たちをつつむ空気に影響を与えるものなのだから、
基準以下のホルムアルデヒドだかとか、わずかの化学物質だから大丈夫という問題ではない。

その上で、
部屋の温度や湿度のコントロールを
機械で空気を直接暖めたり冷やしたりするのではなく、間接的に行いたい。

それは
床と壁そして天井といった私たちを包み込んでいるすべての面の温度をコントロールすることで
室内の空気温度を間接的に調整していけば、柔らかくふわっとした空気環境をつくりだせる。

幸い日本の建物は本来、部屋の周りに空気が流れる構造であった。

それは床の下、壁の裏、天井の上に空気がいつも流れているということである。
そうであれば、
この空気の温度を暖めたり涼しくしたりすればいい。
そんな発想で1977年エアサイクル住宅は生まれた。
現在はPAC住宅とHAC住宅という形で展開している。

流れる空気にふれさせる、
建物全体を自然のエネルギーも使って一定にコントロールしていく
というコンセプトは当時、画期的なものであった。

以来35年、様々な形で真似をされ継承され発展してきたように思えるほど
たくさんの工法が出現しているが、
残念ながら
羊水のように安全で快適な健康さというコンセプトを実現するには至っていない。
部分的な利用ですべてが実現していると錯覚させているのではないかとどうしても思えてしまう。

ここを改善すれば、
もっともっと羊水環境に近づけるのにと残念に感じている主なる点を挙げてみたい。

第一に、
言葉と図はいかにも床、壁、天井の周りを空気が流れているように見せかけてはいるが、
現実は、建物の外に面する壁だけはかろうじて空気を流しているが、
建物内部いわゆる間仕切りと言われる壁には空気は流れていない、
同時に、
一階の天井と二階の床の間の空間には空気は流れていないタイプがほとんどである。

しかも建物外周部に空気を流していると言っても、
十分な空隙はなく、せいぜい湿気は何とかたまりませんよという位の物が多い。

はっきり言ってしまえば、
外に面した壁の中にわずかながら空気は流れているだけで、
それ以外の壁や、一階の天井の上、二階の床の下には
空気は全く流れていないというものがほとんどである。

これでは
羊水のように建物の中のすべての部屋や空間が柔らかく快適にというわけにはいかない。
そればかりか空気の流れていない空間に湿気が忍び込んで、
カビや腐れを生じさせる危険性は免れない。

空気を流すのであれば、全ての部屋や空間の周りに区別なく流していただきたいと願う。

 

第二に、
機械換気に頼り過ぎたタイプが多く見受けられる。

室内さらには床下や小屋空間を含めて機械で温度湿度のコントロールをしているシステムで
一見いいようにも思えるが、
人口の風で無理やり空気を回しているわけである。
機械がストップしたらどうなるかの問題もあるが、
エアコンと同じで人工の風の流れが常時あるのはとても健康的には思えない。

また、
前述した空気の流れていない間仕切り壁の中や一階と二階の間の空間は
仲間外れという問題はそのまま残る。

さらにはこうした機械換気に頼っているシステムは往々にして、
自然素材を無視している所が多い。
機械で換気しているのだから建材は何でもいいという考え方が根底にあるようにも思える。

 

第三に、
自然素材を免罪符にしているのではと思えるものも多い。

自然素材さえ使っていればすべての問題は解決していると言わんばかりである。
自然素材はとてもタフだが一方で極めてデリケートである。

自然の材料なのだから自然に近い環境で使ってあげる必要がある。

自然素材は常に流れる空気にふれている環境で使わなければ、
タフさはなくなりでデリケートな性格が出てくる。
自然素材湿気を吸ったり吐いたりして周りの湿度を調整してくれるありがたい存在だが、
流れる空気にふれていなければ吸い込んだ湿気を吐くことができずに、
やがては腐ってしまう運命となる。
これは床や壁、天井に使われる板材だけではなく、
見えない所にある土台や柱、梁などすべての構造材に当てはまる。

この観点に立てば、心配な家がどれほど多いのか暗い気持ちになってしまう。
せっかくの自然素材、ちゃんと生かして使ってください。お願いします。

 


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